学部生で学年を重ねてくると、気になるのは「卒業後の進路」ではないでしょうか。
研究に関心がある人は、就職か進学か?と悩みますよね
筆者の場合は、
学部卒業後、同じ指導教員のもとでそのまま修士課程(博士前期課程)に進学し、
修士修了後は民間企業(調査研究系)に就職しました
この記事では、
・学部卒業後、すぐに就職するか大学院(修士)に進学するか迷っている人
に向けて、
筆者が実感した学部卒業後すぐに修士課程(博士前期課程)に進学することのメリットとデメリットをお伝えします
すぐに修士進学するメリット
- 大学や指導教員が変わらないため、入試手続きがスムーズだった(さらに、入学金はかからず、学費軽減措置を受けられた!)
- 自分で研究する基礎を、社会に出る前に身につけることができた
- 早い段階で研究実績を積むことができた
- 学会等を通じて、社会に出る前に他大学の先生や学生とのネットワークを広げることができた
- 修了後のファーストキャリアで一定程度は専門性を生かした仕事に就けた
- 学部卒と比べて高い初任給を得ることができた
修士号を取得したおかげで、就活の際に調査・研究の能力をプラスに評価してもらえたよ!
すぐに修士進学するデメリット
- 学部卒の経済力の低い状態で、さらに経済的な負担がかかった
- 学部卒の友人と比べて社会に出るのが遅くなるため、お金やキャリアを手にしていく友人との格差を感じた(金銭感覚の違いから段々と一緒に遊ばなくなっていく…😢)
- 職務経験がないので、指導教員からの仕事を際限なく引き受けてしまい、ブラック労働になってしまった
- 修士研究をしながらの就活は、肉体的・精神的にキツかった
思い出すとデメリットも結構ハードな感じがするけど
結果的に、学部卒後すぐに修士号をとっておいてよかったよ!!
学部卒業後すぐに就職した場合、修士に進みづらい?
学部卒業後すぐに就職して、その後修士に進むということも選択肢として考えられますよね
これは私が自分で経験したことではありませんが、
学部卒業後すぐに就職し、現在修士に進学しようか迷っている友人の話を聞くと、
- 先生としばらく連絡しておらず推薦書のお願いがしづらい
- 研究の基礎がないため研究計画書の書き方がわからない
- 仕事が忙しくて進学の準備がなかなか進まない
といった理由で、決断までのハードルが高いようです
就職後に修士進学を考える場合は、指導教員や修士進学のアドバイスをくれる人とのネットワークを持っておく/作るようにして、計画的に進めるのが良さそう!
おわりに
人生、どちらかを選ばなければならない場面ってすごく難しいですよね…
将来のことを思い悩んでいたころ、
とある先生に、
「こっちの道を選んだからうまくいく、ということはない。うまくいくかどうかは自分の力次第で決まるものであって、どっちの道を選んでもそれはそんなに変わらないんだよ。」
と言われたことがあります
それ以来、どっちにいけばうまくいくのだろうということは考えずに、
その時その時自分にできる努力をして、選ぶときには覚悟を決めて進もう、
と思うようになりました
悩める学部生にとって、なにか参考になっていたら嬉しいです
パート2では、修士修了後の就職・進学についてまとめていますので、ぜひご覧ください↓
ではでは!!