こんなブラック研究室に注意!┃研究室選びで気を付けるべきポイント

キャリア・進学

院生の皆さん、あなたの研究室は、学生たちが健康に研究生活を送れていますか?

これから院進する皆さんは、危ない研究室を選びそうになっていませんか…?!

大学という場所は、研究室同士がお互いに干渉しないことが多いので、先生(親方)と学生(弟子)だけの閉じた環境になりがちです

外部からは様子がなかなかわからず、ブラックボックス化しているところも少なくないのではないでしょうか

今回の記事では、

これから大学院に進学しようと考えている人に向けて

注意すべきブラック研究室について伝えたいと思います

かくいう私も、ブラック研究室サバイバーです

先生の求める基準が高いうえに性格の合う合わないがはっきりしていて、

学部頃のゼミはどんどん人が減っていったり(最終的に生き残ったのは10人中3人)、

修士の頃には後輩たちが一斉に辞めたり、博士の先輩がうつ病になったり、留学生が失踪したりという経験があります…。

私自身は同期もおらず、先生から深夜に仕事(もちろん無給)の指示があり翌朝までにこなしたりしてたんですね

(指導当時は学位がかかっていたこともあって、うまく断れずとんでもないストレスと闘っていました)

でも私の経験も珍しいものではなく、

意外と周りでも似たような経験で困っている人達がいることを知りました

一人でも多く健康に研究生活を送ってほしいので、

この記事では周りから聞いたブラックな研究室の話を紹介します

これから研究室を選ぶ人はこれから紹介する光景によく気を付けてくださいね

先生が研究指導をしてくれない

授業はわかりやすくて気さくなのに、論文の研究指導は全然してくれないという完全放任主義の先生もいます

気分にむらがあるということもあります

日ごろからメールの返信がなかったりする場合は要注意です!

(逆にメールの返信が早くて、コミュニケーションをとりやすいことは重要ですよね)

高圧的な研究指導をしている

先生の指導が高圧的で理不尽であったりして、学生が恐怖心を感じているような場合があります

これは外からはなかなかわかりづらいと思うのですが、研究室訪問や先生との面談だけではなく、

院生のゼミなどに参加させてもらって、どのような指導の仕方なのか、先輩はどのような様子か見てみることをおすすめします!

先生から無茶な仕事を振られる

これは院生にとって、メンタルヘルスを左右するかなり重要なポイントです

院生はTAや研究の補助等で先生からタスクを振られることが多くありますが、その量があまりに多かったり、急なタイミングであったり、無茶な仕事内容だったりすることもあります

院生は仕事ぶりが指導教員の評価につながると感じてなかなか断れないものです

これについては、研究室の先輩に本音ベースで聞いてみるのがいいと思います

研究室内の人間関係がこじれている

先生との関係だけでなく、ゼミ生同士の関係も重要です

支え合う貴重な仲間のはずが、仲間外れやいじめのようなことがある研究室もあります

また、先生と怪しい関係の学生がいることもあるようで…

こればっかりは、なかなか先に気づきにくいですね

研究室以外の同じ学科の仲間などを持っておくようにしましょう!

メンタル不調の先輩が多い

研究室訪問をしたら、先輩の様子をよく見ておきましょう

なにか不安そうな動きをしていたり、目に力がなくすごく疲れた様子の人はいますか

上のような状況でストレスがかかり続けるとメンタル不調をきたす院生が多くなります

ただ忙しくて疲れているのとは違って力が入らなさそうな雰囲気があれば気をつけましょう

学位をとれる人が少ない

上のような状況が続くと、学生が他のゼミに移動したり、大学を休学・退学したり(失踪したり…)、長期にわたって学位のでない博士の院生がいるようになり、その研究室から学位をとれる人が少なくなります

こうして研究室に仲間がいなくなると、先生と1対1のコミュニケーションとなり、より一層ブラックボックス化していくことになります

研究室訪問では、どのぐらいの学生がいて、修士や博士はどのぐらいのペースで輩出されているか、さらっと聞いてみるのがいいと思います

修士以降は過ごす時間も長く、学位に大きく影響します

ブラック研究室に入ってしまったために心身を壊してしまわないように、

できるだけ事前に先輩の本音を聞いたり、ゼミの見学をしたりして、

研究室選びをすることをおすすめします!!

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